インターネット (the Internet) は、インターネット・プロトコルを用いて接続された、コンピューター同士の世界規模の情報通信網である。

略してネット。

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概要

インターネットは、異なる種類のネットワーク機器や回線、OSを使用していても、共通の通信ルール(プロトコル) を用いることで相互に接続されている。この通信ルールの中心となるのが IP であり、これによって世界規模のネットワークが構築・維持されている。

コンピュータネットワークでは

コンピュータネットワークでは、コンピューターのMACアドレスなどで通信できるLAN同士を、IPで繋いだWANが、インターネットである。
LAN間の通信交換ができれば、それはインターネットと呼べる。

つまり、たくさんのLAN同士を繋げた世界規模のネットワークが、一般の「インターネット」である。

インターネットの構造

インターネットはおおまかに、次のような階層構造で成り立つ。

なお、ここでは所要な用語を箇条書きで載せているが、これだけには限らない。

ネットワークインターフェース層

Wi-FiやEthernetなどの物理的な通信手段。

5Gや4G、LTEのスマホの通信方法もインターフェース層である。

  • Wi-Fi
  • Ethernet
  • Bluetooth
  • LTE
  • 4G
  • 5G
  • LoRa

インターネット層

IPによってネットワーク上の住所(IPアドレス)を特定し、データを目的地に届ける。

トランスポート層

TCPやUDPによって、データの送信信頼性や順序、送るデータを管理する。

  • TCP
  • UDP

アプリケーション層

HTTP、SSH、DNSなど、実際にユーザーの目に届く、ユーザーが使うサービスを提供する。

  • HTTP
  • SSH
  • DNS
  • SSL
  • FTP
  • SFTP
  • VNC
  • RDP

インターネットとWebの違い

しばしば混同されがちだが、インターネットは通信網そのものであり、World Wide Webはその上で動くサービスの一つである。たとえば、メール、ファイル転送、オンラインゲームもインターネット上のサービスだ。

  • インターネット コンピューター同士が相互に接続する通信網。
  • インターネットを使ったサービス メールやファイル転送、動画配信、オンラインゲームなど、インターネット上で動作するサービスのこと。WWWはこちら側に当てはまる。

なお、「ウェブページ」や「ウェブサイト」は、これらとはまた別である。

歴史

インターネットの起源は1960年代のARPANET(アーパネット) にさかのぼる。これは米国国防総省の研究機関ARPAによって開発された、分散型通信ネットワークであった。
その後、学術機関・企業へと広がり、1990年代以降、民間への普及とともに世界規模のネットワークへと発展した。

現代の役割

今日のインターネットは、個人の生活から企業、行政、教育医療、エンタメ、経済、金融に至るまで、社会全体に浸透している。特にスマートフォンやクラウドサービス、AI、IoTの普及によって、その重要性はますます高まっている。

問題点

問題のまとめはこちら。(作成中)

2010年代から、特にスマートフォンの普及によってインターネット上に接続するデバイスは急激に増加した。

  • デバイスが増えたことで、デバイスに割り当てるためのIPアドレスが枯渇するといった問題が発生している。 ↪ IPアドレス枯渇問題
  • 同じくデバイスが増えたことで、通信量も同時に増加した。これにより、サーバーやインフラが対応しきれずにラグや速度制限がかかってしまうような問題がある。 ↪ トラフィック問題
  • また、インターネットの格差が地域によって広がっており(情報格差)、例えば東京や大阪などの都市部では光回線や5Gが普及しているのに対して、地方や途上国ではインターネットが安定しないなどの問題がある。 ↪ デジタル・ディバイド

インターネットの急速な成長により、ユーザー側の対応も求められている。

  • 例えばSNSなどでは、正しい使い方が守られず犯罪行為に巻き込まれることが度々起こっている。 ↪ インターネットを悪用した犯罪行為
  • 同じくSNSなどの普及で、誤った情報や勘違いが広く知れ渡りやすくなってしまっている問題がある。
    また、AIが生成した画像などのコンテンツが、実際の現実世界の情報と見分けがつかなくなってきており、これを見極められなかった人によって拡散されてしまう問題がある。 ↪ フェイクの拡散
  • インターネットは、自由でオープンな空間という思想に基づいて作られたものだが、これが文化の破壊や国のローカルルールと衝突する問題がある。有名な例としては、中国のグレートファイアウォールなどがある。
    ↪ インターネットと現実の対立
  • インターネットの検索履歴やSNSの情報は監視(トラッキング)されており、それが広告代理人などに悪用されるプライバシー面でのリスクがある。 これを防ぐために、OSSの開発も盛んになってきているが、依然ユーザーは注意を払う必要がある。 ↪ インターネットのプライバシーリスク

また、インターネットに古い機能が残っていたり、進化に追いつけていないことで発生する問題もある。

  • 古いプロトコルに脆弱性が見つかっているのに、それが未だに使われている場所がある。例えばFTPやTelnetは傍聴される危険性があり、セキュリティ面で推奨されない。 ↪ プロトコルのレガシー化
  • HTTPのウェブサイトは、傍聴の危険性がある。それでも、HTTPSを使用するには一定のコストがかかるため、導入が難しいという問題がある。 ↪ HTTPSのハードル
  • HTMLやCSS、JavaScriptの自由度が上がったことにより、多くのアプリケーションのウェブアプリ化(WASM)や、デザイン性を追求したウェブページの制作が進んできているが、それに含まれる画像やCSS等のメディア、JavaScriptが読み込み速度に影響を与えている。 ↪ ウェブページの肥大化

ノートの内容について

この記事の多くはWikipediaを参考に作成しています。また、Wikipediaの表現をそのまま流用している部分もあります。 しかし、Wikipediaのライセンス上では、文章はCC BY-SA 4.0で公開されているため、コピーすることで著作権違反などには問われません。

ただし、クレジットがないのは違反なので、ここで明確にライセンスを決定します

出典: Wikipedia
CC BY-SA 4.0に基づいて再配布。

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